まるで家庭にいるような快適さと温かさを

社会福祉法人 親の家(設立 2001年)

業種:介護老人福祉施設
(特別養護老人ホーム、ショートステイ、デイサービス、認知症対応型デイサービス、居宅介護支援事業所)
施設住所、電話番号:〒180-0011武蔵野市八幡町3-4-18 0422-55-0507
施設代表者名:理事長 本郷 伸一
従業員数:68名
(取材:2023年11月 事務長 青野 佑一郎さん)
こちらの施設の理念について教えてください。
人に感謝する心と
優しさに満ちた
誰でも受け入れていく温かい場
最期までその人らしく
必要とされ自立して生きていける
生活の場を目指しています。
こちらの施設で行っていることを教えてください。(業種やサービス)
特別養護老人ホーム、ショートステイ、デイサービス、認知症対応型デイサービス、
居宅介護支援事業所「親の家」は少人数のグループ、4つのユニットで構成されており、温かく落ち着いた雰囲気の介護サービスを行っています。
こちらの施設の特徴や、他の施設にはない強みについて教えてください。

ボランティアコーディネーターを配置し、ボランティアの受入数は、年間延べ2千名近くと、地域に根差した施設です。
また、2002年医療福祉建築賞受賞の「象設計集団」による建物は、路地沿いに長屋が並ぶような形態で、「日本の古風な家」をイメージしており、一度来たら忘れることのないインパクトがあります。
職員が働きやすいように工夫されていることは何ですか?
- 施設の取り組みを部署ごとの事業計画を通じて見える化するとともに、各サービスにおけるケアの指針を定めています。
- 交代制勤務のため、全体会議や全体研修に全職員が参加できないことから、会議や研修の様子を録画し、YouTubeチャンネルに限定公開し、全員が視聴できる(視聴を義務付ける)ようにしています。(これは、2021年11月の「働きやすい福祉の職場宣言法人限定・ステップアップセミナー」に参加した際に他の施設から出ていた「ライブ配信」にヒントを得て2022年から開始しているものです)
- 全職員が意見を言いやすい環境とツール(ていあんカード、サンキューボード、年に2回の定期面談)を用意し、楽しくポジティブな雰囲気作りを行っています。
利用者の方やその家族に満足してもらうために取り組んでいることを教えてください。
ボランティアほか地域資源を活用し、収穫祭や歌謡祭といったご利用者様とご家族が一緒に楽しめる企画を行っており、毎回好評を得ています。
どんな人がこの仕事に向いていると思いますか?求める人材像は?

私共の理念の最初にある、「人に感謝する心」と「優しさ」を持った方が向いていると思いますし、私共の職員達は皆、常に笑顔を忘れません。そんな方に是非来てほしいと思います。
こちらの施設の今後の目標や夢を教えてください。
「親の家で働きたい」、「親の家を利用したい」と思って多くの人が集まるような施設を目指しています。そのためにも、まずは一人でも多くの現在いる職員に「親の家で働いていて良かった」、全ての利用者に「親の家を利用していて良かった」と思っていただけるよう、経営の安定化と職員の定着を図ります。
これから、この分野のお仕事を目指す人へメッセージを。
介護はご利用者に対して食事、排泄、入浴、睡眠を提供、手助けをする作業の現場ではありません。ともに生活する家族の関係です。それぞれが喜怒哀楽を持ち生きています。
そういう意味で主体は人間でなければなりません。人間が毎日を充実して生きていけると感じられることほど重要なことはありません。しかし介護現場はまだまだその域に達していないことが多々あります。介護保険制度ができて20数年。
始まった頃の状況を今見ると、「そんなだったの?」と思うことがたくさんあります。
今後20数年たって、「今はこんなに変わったんだ!」と思える介護福祉を考え、実行する人が必要です。一緒に夢を実行してみませんか。
【施設長・栗原 有】
