【事業所紹介】社会福祉法人あだちの里 希望の苑

誰もが一人の人間として尊重され、思いやりのある生活を

施設正面玄関の写真

社会福祉法人あだちの里 希望の苑(設立 2007年)

施設内食堂の写真

業種:障害者総合支援法 障害者支援施設

施設住所、電話番号:足立区竹の塚7-19-9 03-5831-1801

施設代表者名:施設長 佐藤 千枝

従業員数:64名

(取材:2023年12月 芹澤 正博さん)

こちらの施設の理念について教えてください。

「障がい者が地域と共に 笑顔で生活できるよう 私たちは応援します」

こちらの施設で行なっていることを教えてください。(業種やサービス)

障害者支援施設(施設入所支援・生活介護・自立訓練(生活訓練)・短期入所入居されているご利用者への食事・入浴・排泄などの生活支援や外出や余暇など暮らしを豊かにする支援なども行います。将来の自立生活へ向けてGH(グループホーム)への移行や体験などを支援します。
在宅生活を送る方へ、短期入所として、ご家族のレスパイト(在宅介護・医療を受けている方やご家族や介護者の休養を目的とした短期入院)や緊急の利用など可能な限り受け入れるようにしています。近年では8050課題への対応や虐待ケースの一時保護なども行っています。

こちらの施設の特徴や、他の施設にはない強みについて教えてください。

施設内でご利用者様が作業中の写真

都市型の地域移行を推進する複合施設として2007年4月に開設しました。
これまでに多くのご利用者様がGHなど入所施設から地域移行を行っております。
本体施設とは別棟にGHを再現した自活訓練棟も併設しています。
地域住民としての社会参加を積極的に行い、買い物、外食、理美容など積極的に近隣地域へ出かけて行き、多くの地域の皆さんと交流を図っています。
重度化高齢化に合わせて、生活スタイルや支援内容の見直し、設備改修など計画的に進めています。

職員が働きやすいように工夫されていることは何ですか?

多くの職種と協働することで、知識や技術の向上、福祉専門職としてのキャリア形成ができます。サービス管理責任者、支援員、看護師、管理栄養士、PT(理学療法士)、OT(作業療法士)、ST(言語聴覚療法士)、薬剤師、嘱託医が同じ利用者様をそれぞれの役割や立場を超えてチーム支援を実践しています。
年次有給休暇の取得率向上や東京都働きやすい福祉の職場宣言、足立区ワークライフバランス推進企業として職員の皆さんも心身ともに健康で楽しく仕事ができるように取り組んでいます。

利用者の方やその家族に満足してもらうために取り組んでいることを教えてください。

毎月1回利用者委員会を開催し、ご利用者様の代表と職員が一緒に委員会を運営し、希望の苑での出来事や行事を確認したりできるようにしています。ご利用者様の声が反映される施設運営を目指しています。
家族会も年間9回開催し、日頃のご様子や希望の苑での暮らしなどをお知らせし、離れて暮らすご家族とも積極的にコミュニケーションを深めています。

どんな人がこの仕事に向いていると思いますか?求める人材像は?

ご利用者様と職員がお話をしている写真

支援する側・される側という関係ではなく、ご利用者様と同じ時を過ごし、暮らしを通じて心が通じることに喜びや楽しみを見いだせる方はこの仕事に向いていると思います。
できない理由を考えるより、どうすればできるようになるか?を楽しみながら実践できる人もこの仕事に向いていると思います。

こちらの施設の今後の目標や夢を教えてください。

入所施設という形態ではありますが、住み慣れた足立区内で安心して暮らせるようにしていきたいです。積極的に地域の皆さんと関わりやつながりが持てるように施設の外へ出ていきたいです。また、地域の皆様へも、入所施設の中へ入ってきていただき交流が増えるとよいと思います。

これから、この分野のお仕事を目指す人へメッセージを。

福祉業界はとかく厳しいことが取り上げられますが、ご利用者様と一緒に過ごす時間はかけがえのないものです。人と人が関わり、気持ちに寄り添い、笑い合い、励まし合って日々を送る楽しさを感じていただきたいです。
そこから、ご利用者様のよりよい生活を過ごしていただくために、何ができるか、どのような支援が良いのかを一緒に考えていけるやりがいのある仕事です。

ご利用者様と職員のが散歩をしている写真
ご利用者様と職員の集合写真