
「ルーチェ保育園南品川」でのインターンシッププログラムを訪問!この保育園では、子供の保育はもちろん、英語やデザインなど、独自のカリキュラムにも力を入れています。今回はプログラムを体験した大学3年生の志賀さんと、施設長の田中先生、職員の小林先生、中山先生にお話を聞きました。

志賀さん:高校生の時に障害児が通う学童施設のボランティアをしていて、その頃から福祉に興味がありました。子供たちと関われるインターンシップということで、今回保育園でのプログラムを希望しました。こちらの保育園は、独自で英語を教えたり、絵を教えたり、教育の面が充実していて、そこは学童施設との違いを感じました。

志賀さん:子供たちと一緒に遊ぶのはもちろんのこと、着替えや食事のサポート、またこの保育園独自の料理やデザインといったプログラムの補助を行ないました。子供たちがお昼寝をしている間は、先生方のお手伝いとして運動会で使用する小道具の製作を行いました。

志賀さん:前日に先生からアドバイスをもらって、それを実践してみました。一度自分で読み聞かせしてみたときと比べて、今日はより目をキラキラさせて注目してくれていたと思います。先生方はさすがプロフェッショナルだな、と思いました。
小林先生:私も初めは、他の先生が読むときの絵本の動かし方とか、声のトーンなどを見て、マネしてみたりしましたね。手遊びとかも、それぞれの先生が色々な手遊びを覚えているので、それを何度も何度もやってもらって覚えたりもしました。
中山先生:同じようなことばかりしていると、子供たちも飽きが出てきて、楽しいことも楽しくなくなってしまいます。手遊びや本の読み方、話しの聞かせ方などは先生によって違うので、いいなと思った方法を自分も取り入れたりしています。あとは研修で勉強したことを取り入れたり、それを同僚の先生方と共有したりもします。


志賀さん:先生方は、忙しい中で、他のクラスの子供たちのお世話や補助もしたり、自分の担当のクラスだけじゃなくて、全体を全員の職員でサポートしている、ということに気付きました。自分の通っていた保育園との違いでもありました。
田中先生:いいところに気がついてくれましたね。全職員が全子供を見られるように、というのはいつも気をつけている事です。どの職員でも子供のことが分かるように、お昼のミーティングや、全職員が見る回覧のノートを通して、情報を共有しています。朝と夕方の延長保育という時間もありますし、シフトに入った職員はその時にいる子供のことが分からないといけないので、それもあって全員が分かるようになっています。あと、子供のことだけでなく保護者のことも分からなくてはいけませんね。


志賀さん:最初は、子供たちを甘やかしてしまったり、ただかわいがるだけになってしまっていましたが、自分が子供たちを育てる先生という立場になってみて、ただかわいがっているだけじゃだめだなと。時には厳しく教えることも大事だなと思いました。そういう時は躊躇せずに、ちゃんと教えられるようになれればいいな、と思いました。
田中先生:子供はこれからどんどん成長していきますが、大人も一緒に成長していけたらいいと思います。福祉を利用する人達は弱い立場の人が多く、ついつい同情だったり、かわいそうだな、という気持ちになりがちですが、そうではなく、自分が一緒にいることで、こんなこともできるよ、こういう風にしていこう、と一緒に前に進んで行く前向きな気持ちで関われるといいな、と思いますね。


体験を終えて…

最初は、職員一人あたりの負担が大きく重労働になってしまい、辛くてしんどいのでは、というイメージでした。参加してみて、先生方は子供と直接関わる以外に事務仕事などもあり、負担はやはり大きいのかもしれませんが、子供たちと関わる中で、癒され、笑い、楽しみながらできていたので、辛い、しんどいというイメージは薄れました。
今後も、保育をはじめ、福祉の仕事に関わってみたいなと思いました。
このお仕事に興味を持ったら…
●職場体験・インターンシップを受け入れている事業所を検索しよう!