【介護職】イクバル サハモニさん

ご利用者様のお世話ができることが私の喜び

業務中のイクバルさんの写真
イクバルさんの正面写真

イクバル サハモニさん

介護職

東五反田倶楽部(1年目)

インドネシアから来日して2年、高齢者施設でご利用者様のお世話ができる介護の仕事に大きなやりがいと喜びがあるというイクバルさん。休みの日にも障害を持つ子供たちの支援ボランティアをするなど、「福祉」に携わることに心からの充実感を覚えています。現在の職場、東五反田倶楽部では周りの日本人スタッフとの連携を大切にしながら、介護福祉士の資格取得を目指して真摯に業務に向き合っています。

(取材:2024年11月)取材撮影のため、マスクを外しています。

来日して、介護の仕事を目指した理由を教えてください。

もともとインドネシアで1年半、個人でお年寄りのお世話をしていたことがありました。お年寄りのお世話で自分が役に立てることが喜びでしたし、将来的に自分の両親の介護も必要になるだろうと思っていたところNGO団体で日本の介護や福祉の状況を知り、本格的に目指そうと思って来日しました。

日本人スタッフとの業務連絡を都度行います

日本とインドネシアとの介護に関する違いはありますか?

インドネシアにはあまり高齢者施設はなく、自宅で家族がお年寄りの面倒を見ることが多いです。現地で介護の経験はありましたが、日本のグループホームのようなご利用者様が多い施設は初めてでしたので、最初は見守りの大変さを感じました。

東五反田倶楽部を知ったきっかけや、勤務してみての印象はどうですか?

来日して最初の1年は福岡県でデイサービスの仕事をしていました。SNSで東五反田倶楽部を知り、登録支援機関を通して紹介してもらいました。ここでは他のスタッフの皆さんがサポートしてくれますし、丁寧に教えてくれるので、とても勉強になっています。ここでの介護の仕事は、仕事のことだけでなくご利用者様やスタッフから多くのことが学べるのが魅力だと思います。

スープや炒め物が得意料理になりました

現在の仕事の内容を教えてください。

東五反田倶楽部は認知症の方が入居するグループホームで、私はご利用者様ができる限り自立した生活ができるようにお手伝いをしています。勤務はシフト制で、具体的には、食事や入浴、トイレの介助のほか、調理もしています。インドネシアにいる頃は料理があまり得意ではなかったですし、日本の味付けもわからず、最初は戸惑いましたが、今は炒め物など得意料理も増えました。

日本語や介護業務の勉強はどのようにしましたか?

来日前に、日本語や介護の基本について勉強をしていました。今は、もっと高いレベルの日本語能力と介護福祉士の資格を取得するために頑張っています。やはり漢字の勉強は難しいので、テキストで学ぶだけではなく、日々通勤の時に見かけた漢字を意識して覚えるなどの工夫をしています。

歩行の補助の際にも優しい言葉で支えてくれると評判です

介護の仕事で大切にしていることや力を入れていることはありますか?

ご利用者様の体調や健康が一番大切だと思っていますので、毎日の見守りはもちろんのこと、丁寧なお世話を心がけ、きちんと目と目を合わせて優しい言葉で会話をするなど、色々な所に気を配るようにしています。お掃除や洗濯や料理など、ご利用者様が自宅のようにリラックスして過ごせるように生活を整えて差し上げることが大切だと思います。ご利用者様の食事量や排泄などの状況についても、他のスタッフとの情報共有をこまめにしています。

介護の仕事で、感じるやりがいは?

私は、他の人、特に高齢の方のお世話ができることが喜びですし、とても好きです。ご利用者の皆様やそのご家族からの「ありがとう」の言葉もやりがいになります。

休みの日の過ごし方を教えてください。

仕事が休みの日は、日本語能力試験や介護福祉士の国家試験に向けて勉強しています。
勉強の合間に、障害のある子供達と一緒に遊んだりするサークルがあるので、そこのボランティア活動によく参加しています。私にとってとても楽しい時間です。

これから、イクバルさんと同じように介護士を目指す外国人の皆さんへメッセージを。

介護の仕事は、高齢の方の生活や健康を守っていく、とても大切な仕事です。大変なことだけではなくて楽しさや面白さがある仕事ですので、是非皆さんにも進んで目指してもらいたいと思います。

表情豊かに優しく話すイクバルさん
日々の仕事を通して、様々な経験やスキルを身につけています

イクバルさんが勤務する地域密着型多機能ホーム、東五反田倶楽部の紹介ページはこちら

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