【事業所紹介】東五反田倶楽部

「地域の一員としての当たり前の生活」を大切に

東五反田倶楽部入口写真
額装され壁に掛けられた標語『「今」を「豊か」に暮らしていくために』

東五反田倶楽部 (設立2017年)

業種:地域密着型多機能ホーム

施設住所、電話番号:東京都品川区東五反田4-11-6 03-5422-7157

施設代表者名:施設長 下村 一真

従業員数:37名

(取材:2024年11月)

毎日の献立は、ご利用者様のリクエストで手作りするアットホームな雰囲気。

東五反田倶楽部の業種やサービスについて教えてください。

  • 小規模多機能型居宅介護
  • 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
  • 認知症カフェ(きのこカフェ)

私たちの施設には、「通い・宿泊・訪問」をニーズに応じて組み合わせてサービスを提供する小規模多機能型居宅介護と、認知症対応のグループホームがあります。

近くの園児たちが散歩の時に立ち寄るなど地域に根ざした施設

こちらの施設の特徴や、他の施設にはない強みについて教えてください。

  • 認知症ケアに強みを持った法人で、一人ひとりの「やりたい」を実現していきます。
  • ご利用者様が、生活環境を大きく変化させることなく、支援や介護を受けながら生活が続けられるようサポートしています。
  • 認知症共生社会を目指し、行政、地域としっかり繋がっていきます。
    GHのご利用者様には、「とうきょう認知症希望大使」(注)に任命されている方もいます。
    注)都民に認知症の理解を深めていただくとともに、認知症のご本人の方からの発信を支援する東京都の取組
  • 認知症カフェ、書道教室のほか、地域の行事には積極的に参加するなど、様々な形で、多くの方の居場所づくりを目指しています。
チームのコミュニケーションを大切にしていると話す施設長の下村さん

職員が働きやすいように工夫されていることは何ですか?

  • ご利用者様の一人ひとりのニーズに対応するため、現場に権限委譲を行っています。
    毎日、ご利用者様とスタッフとで相談してスケジュールを決め、外出したり、食事内容も自由に決めてもらっています。
  • 制服はなく、私服で働くことができます。介護する人、される人の関係性ではなく、一緒に生活を営むことを大切にしています。
  • 新人研修が充実しており、1年間かけてゆっくりフォローします。
  • 子育て後の復職支援として、子連れ出勤ができる体制があります。

今後の目標や夢を教えてください。

認知症の方と共に安心して暮らせる社会を作っていきたいと思います。
それぞれの「当たり前の生活」を失うことのないように、皆の専門性を活かして地域づくりを行うことが求められていると考えています。

現在福祉に従事している私たち自身がこの仕事は楽しいという実感を持っていると話す広報の北田さん

これから、この分野のお仕事を目指す人へメッセージを。

日本の介護の仕事は世界的に見ても優れている点が多いです。仕事の丁寧さや、おもてなしの心は群を抜いていると思います。ご利用者皆様の笑顔が仕事のモチベーションになり、人の役に立てる、ということを日々ダイレクトに感じながら仕事ができます。
今後、我々のサービスがますます必要とされます。いつからでも、どこからでも、始める機会や環境が整っています。一緒にチャレンジしましょう。

外国人介護士を採用している東五反田倶楽部様に、外国人介護士の採用を始めたきっかけや受入れ態勢について伺いました。

東五反田倶楽部で勤務している外国人介護士、イクバルさんのページはこちら

現在3名の外国人介護士が活躍

2023年度から外国人介護人材の採用を始められましたが、そのきっかけや今後の展望について教えてください。

この数年で、介護士を目指す日本人スタッフの採用が難しくなっており、以前と同じ方法で募集をかけても、3分の1程度の応募しかないということが増えていました。福祉業界全体の魅力を伝えてイメージの向上を図るなど、より広報に力を入れるとともに、日本で介護を学び就職したいと考える外国人を迎える検討を始め、2023年に3名の採用を行いました。2026年に新規施設のオープンを控えていますので、未経験の方が仕事を覚えるまでの時間も踏まえて外国人介護士の雇用にさらに力を入れていきたいと考えています。

外国人介護士の受け入れ、採用方法についてはどうですか?

私たちの法人「きのこグループ」全体で人材紹介会社と契約を結んでおり、例えば日本語能力についてはN3以上、介護については未経験でも受け入れ可能などの条件を考慮いただき、紹介を受けています。在留資格は「特定技能」になります。外国人の採用には、人材紹介料などのコスト面での課題もありますが、東京都の補助金を活用することで軽減できています。

外国人介護士の業務内容や、サポート体制、指導方法などお聞かせください。

日本人スタッフと同様、シフト制の勤務で排泄、入浴、食事、移乗・移動などの介護業務全般を担当してもらっています。日常的なコミュニケーションスキルには問題なく、日本語での指導もしっかり伝わっていると思いますが、難しい言葉や表現などはタブレットを活用しながら変換・検索をして説明をしています。介護技術については、先輩職員とのペア業務を通して、見て覚えてもらい、そばについて指導を行うなど、チーム全体で支える体制を取っています。

認知症の方との共生社会を目指して

ご利用者様や他の日本人スタッフなど、周囲の反応はいかがですか?

「外国人だから」というような偏見等はなく、私たちの施設で勤務してくれる職員は周囲からの評判がとても良いと思います。勤務態度が真面目な上、表情が豊かで笑顔が素敵、また何より謙虚な姿勢でご利用者様と向き合ってくれていますので、信頼も得られていますし、外国人介護士採用のメリットは大変大きいです。職場の明るく優しい雰囲気作りにも一役買ってくれているので、今後の更なる成長が楽しみな人材ばかりです。

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