世話人

世話人は、共同生活援助(グループホーム)に配置される職員です。
利用者数により常勤換算で、配置数が定められています。
共同生活援助には、世話人のほかに、「生活支援員」「サービス管理責任者(障害者福祉サービス事業所)」がいます。共同生活援助は配置職員数が少ないため、事業所によってそれぞれの職種で業務分担に多少の違いはありますが、おおむね、次のような業務を行っています。

(1)献立作成、食材購入、調理、配膳、片付け等の食事提供
(2)日々の利用者の健康状態の観察
(3)必要に応じて通院の付添や服薬の見守り
(4)ホームの清掃や備品の購入
(5)利用者を代行して金融機関に出向いて入出金や支払い
(6)仕事の悩みや生活相談
(7)日誌の記
など多岐に渡っています。

特に調理、洗濯等の家事は利用者の自立支援の観点から利用者と一緒に行うことが求められています。
世話人の主な業務時間は利用者の生活サイクルに応じて、日中活動から帰宅して翌朝外出するまでとなります。
世話人の要件は「障害者の福祉の増進に熱意があり、障害者の日常生活を適切に支援する能力を有する者」と定められているほかは、具体的な資格要件はありません。
利用者が自立に向けて穏やかな生活ができるよう援助することが役割のため、利用者への温かなまなざしと自身が生活を楽しむ態度が求められるといえます。